印刷通販事業新規参入を検討中の事業所様へ

勢いの衰えない印刷通販市場

印刷通販の市場規模

2016年度の印刷通販市場規模は約720億円(前年度比11.6%増)

印刷通販の市場規模予測は幾つかの調査会社から発表されており、これらの数値にバラつきがあるものの、こうしている間も「印刷通販」の市場規模が拡大していることは紛れもない事実です。

実際に、印刷通販事業を主軸におこなっているG社、PP社、r社、PN社、W社の5社だけでも、2017年の売上高合計は600億円を超えてきていますし、ここ数年は市場規模が毎年10%以上の伸びで推移していることからも、2020年には1000億円超まで市場規模が拡大しているのではないでしょうか?

また、とかく印刷通販は価格が安いと敬遠される事業者様もおりますが、現在の設備等のハード面をそのまま利用できることを考えると、何らかの新規事業を検討される上で非常に魅力的な事業分野であり、あとはソフト(印刷通販サイト)で売る仕組みを作ること、そして販売する商品やターゲットを絞り込むことで、まだまだ収益は上げられる事業分野であると思います。

印刷通販利用者の現状

発注している印刷通販サイト数
印刷通販会社を選ぶポイント

弊社もお世話になっている印刷業界専門紙「印刷ジャーナル」(印刷時報株式会社)の印刷通販に関するアンケート結果の抜粋で、発注している印刷通販サイト数を示すものですが、今や印刷通販を利用しているユーザーの約3/4は複数の印刷通販サイトを利用しているという実態があります。

同じく印刷通販に関するアンケート結果より、ユーザーが印刷通販サイトで注文する際に重視するポイントを見てみると以下のような結果がでています。

【1】価格 27.1%
【2】品質 22.0%
【3】納期 20.5%
【4】サポート 6.5%・・・以下省略

ユーザーの約3/4は複数の印刷通販サイトを利用する実態、 そして価格重視のユーザーは約1/4程度いう事実

価格重視のユーザーが半数以上と思いきや、意外にも約1/4程度のしかいないという結果が出ていました。
つまり、現在の印刷通販市場では、価格競争は一段落し、品質や短納期対応、サポート等がしっかりしていれば、ユーザーの約3/4は印刷物を発注する傾向にあるということで、まだまだ市場参入のチャンスはあるということです。

印刷通販で利益を上げられる会社と上げられない会社

印刷通販における変動費と固定費

印刷通販事業は、現在の印刷機等の設備をそのまま利用でき人員を増やすことなく始められます。
つまり新規事業としては最も手軽に始められる事業の一つといえます。

ただし、運用手法によっては同じ印刷通販事業でも利益を上げられる会社と上げられない会社があります。
その理由は、印刷通販事業の収益構造を改めて分析してみると、その答えは見えてきます。

【定義】売上-変動費-固定費=純益(±0が損益分岐点)として考えた場合、

■変動費・・・売上に比例して増減するコスト
※用紙/刷版/インキ/外注加工/運賃 etc.

■固定費・・・売上に関係なく一定額発生するコスト
※サーバー/SSL/ドメイン/ウェブ制作・保守管理/広告・SEO対策 etc.

おおよそ上記のような分類になりますので、固定費のほぼ全てが印刷通販サイトの運用に掛かるコストということが分ります。(※印刷通販事業を始めるにあたっての人件費・償却費の増減は無いものと仮定しています)

更に下の図を見るとお分かりの通り、利益を上げられるか上げられないかは、固定費を回収できるか否かで決まります。

印刷通販における収益構造

「○」固定費を回収できる・・・利益を上げられる

「×」固定費を回収できない・・・利益を上げられない

つまり、印刷通販事業で黒字転換できない(儲からない)といった状況に陥っている場合の多くは、決して販売価格が安いからということだけではなく、むしろ「印刷通販サイトの運用費用を回収できない=印刷通販サイトの運用コストが高すぎる」ということが言えると思います。

そして印刷通販サイトの運用コストが抑えられたら簡単に黒字転換できるということです。

印刷通販サイトの運用コストを抑える方法

印刷通販サイトの制作コスト

ウェブ制作の専門知識がなくても印刷通販サイトを自社で作れます。
つまり制作コストは0円ということです!!

貴社のDTPオペレータさんやグラフィックデザイナーさん達が印刷通販サイトのウェブ制作ができれば、従来数百万単位で支払っていた制作外注費が¥0‐になります。

そして、実際にウェブの専門知識があまりなくても印刷通販サイトのウェブ制作ができる方法があることを皆様はご存知でしょうか?
(※実際に某印刷会社の社長や営業マンの方も自分達で制作した事例があります)

その理由は・・・

印刷通販サイトの基本デザイン・レイアウトをCMS国内シェア80%以上のWordPress(ワードプレス)をプラットホームに採用した印刷通販作成ツールを利用しているからです。

このWordPress(ワードプレス)を利用するとウェブ上の管理画面から編集が行えるようになりますので、当然ウェブ編集ソフトも必要ありません。
更に簡単なHTML知識のみで各コンテンツの編集作業ができるようになります。

日本国内でのCMS利用比率

また、WordPress(ワードプレス)で作成されたサイトはSEOに強いというのが通説であり、更には無料で簡単に設定できるSEO対策ツールのプラグインもありますので、自社で施工すれば基本的な内部SEO対策の外注費も不要となります。
そして様々な検索キーワードで上位表示できるようになれば、わずかな広告費でも集客できるようになります。

【参考】WordPressで制作しているウェブサイト一例
浅田 真央オフィシャルウェブサイト/さいたまスーパーアリーナ/浦和レッドダイヤモンズ/東京国立近代美術館/東京藝術大学/昭和女子大学/武蔵野美術大学/ヤマサ醤油株式会社/株式会社カカクコム/チームラボ株式会社/東スポWeb etc.
(2017/07/31現在)

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