印刷通販の収益化は難しいとお考えの事業所様へ

今、印刷通販ユーザーの嗜好は変わってきていることをご存知でしたか?

印刷通販サイトを運営経験がある方や印刷業界にいる方であればご存知の通り、印刷通販分野では既に先行している上位2社が印刷通販サイトの売上合計500億超と市場の大半を占めているという現状があります。
そして、これら2社は10年以上の運用実績、低価格、既に会員数も共に100万人超と新規参入の余地は一見ないようにも思えます。

しかし、弊社もお世話になっている印刷業界専門紙「印刷ジャーナル」(印刷時報株式会社)の印刷通販に関するアンケート結果によると、今や印刷通販ユーザーの約3/4は複数の印刷通販サイトを利用しているという実態があります。

次に、同じく印刷通販に関するアンケート結果より、ユーザーが注文する際に重視するポイントを見てみると・・・

【1】価格 27.1%
【2】品質 22.0%
【3】納期 20.5%
【4】サポート 6.5%・・・以下省略

価格重視のユーザーが半数以上と思いきや、意外にも約1/4程度のしかいないという結果が出ていました。
つまり、現在の印刷通販市場では、価格競争は一段落し、品質や短納期対応、サポート等がしっかりしていれば、ユーザーの約3/4は印刷物を発注する傾向にあるということで、まだまだ上位2社以外にも市場参入のチャンスはあるということです。

発注している印刷通販サイト数
印刷通販会社を選ぶポイント

ただし、単に品質や短納期対応、サポート等がしっかりしていれば、2つの大手印刷通販サイトと同じように集客が上がる訳ではありません・・・

あくまで、上位2社と比較した場合、貴社は弱者という立場になりますので、ランチェスターの法則でいうところの弱者の基本戦略である「差別化戦略」が必要ということで、上位2社の運用手法で見習うべきポイントはあると思いますが、決して同じ手法で立ち向かってはいけないということです。

ランチェスター戦略の理論

印刷通販で利益を上げられる会社と上げられない会社

印刷通販における変動費と固定費

過去に印刷通販事業に参入した経験があり収益を黒字転換させられなかった方は、その理由がわかりますか?
また、現在印刷通販事業に参入しており、既に収益を黒字転換させられている方は、なぜ上手くいっているのか分りますか?
印刷通販事業の収益構造を改めて分析してみると、その答えは見えてきます。

【定義】売上-変動費-固定費=純益(±0が損益分岐点)として考えた場合、

■変動費・・・売上に比例して増減するコスト
※用紙/刷版/インキ/外注加工/運賃 etc.

■固定費・・・売上に関係なく一定額発生するコスト
※サーバー/SSL/ドメイン/ウェブ制作・保守管理/広告・SEO対策 etc.

おおよそ上記のような分類になりますので、固定費のほぼ全てが印刷通販サイトの運用に掛かるコストということが分ります。
(※印刷通販事業を始めるにあたっての人件費・償却費の増減は無いものと仮定しています)

更に下の図を見るとお分かりの通り、利益を上げられるか上げられないかは、固定費を回収できるか否かで決まります。

印刷通販における収益構造

「○」固定費を回収できる・・・利益を上げられる

「×」固定費を回収できない・・・利益を上げられない

つまり、印刷通販事業で黒字転換できない(儲からない)といった状況に陥っている場合の多くは、決して販売価格が安いからということだけではなく、むしろ「印刷通販サイトの運用費用を回収できない=印刷通販サイトの運用コストが高すぎる」ということが言えると思います。

そして印刷通販サイトの運用コストが抑えられたら簡単に黒字転換できるということです。

印刷通販サイトの運用コストを抑える方法

印刷通販サイトの制作コスト

ウェブ制作の専門知識がなくても印刷通販サイトを自社で作れます。
つまり制作コストは0円ということです!!

貴社のDTPオペレータさんやグラフィックデザイナーさん達が印刷通販サイトのウェブ制作ができれば、従来数百万単位で支払っていた制作外注費が¥0‐になります。

そして、実際にウェブの専門知識があまりなくても印刷通販サイトのウェブ制作ができる方法があることを皆様はご存知でしょうか?
(※実際に某印刷会社の社長や営業マンの方も自分達で制作した事例があります)

その理由は・・・

印刷通販サイトの基本デザイン・レイアウトをCMS国内シェア80%以上のWordPress(ワードプレス)をプラットホームに採用した印刷通販作成ツールを利用しているからです。

このWordPress(ワードプレス)を利用するとウェブ上の管理画面から編集が行えるようになりますので、当然ウェブ編集ソフトも必要ありません。
更に簡単なHTML知識のみで各コンテンツの編集作業ができるようになります。

日本国内でのCMS利用比率

また、WordPress(ワードプレス)で作成されたサイトはSEOに強いというのが通説であり、更には無料で簡単に設定できるSEO対策ツールのプラグインもありますので、自社で施工すれば基本的な内部SEO対策の外注費も不要となります。
そして様々な検索キーワードで上位表示できるようになれば、わずかな広告費でも集客できるようになります。

【参考】WordPressで制作しているウェブサイト一例
浅田 真央オフィシャルウェブサイト/さいたまスーパーアリーナ/浦和レッドダイヤモンズ/東京国立近代美術館/東京藝術大学/昭和女子大学/武蔵野美術大学/ヤマサ醤油株式会社/株式会社カカクコム/チームラボ株式会社/東スポWeb etc.
(2017/07/31現在)

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