ご挨拶

近年、印刷業界は紙媒体の減少とともに、従来のビジネスモデルだけでは価格競争の波に飲まれてしまい、業績は下降の一途を辿る現状があります。
そして、このような状況下で生き残っていく為に、印刷会社様も時代のニーズに合わせた業態変革が求められています。

しかし、日本では印刷会社の約8割は従業員10人未満であり、“大規模な設備投資の資金がない”、または“営業範囲が地場に限られビジネスチャンスが少ない”といった深刻な問題を抱えています。

私も印刷会社の営業を20年近く経験していたことから、印刷業界における厳しい現状は良く把握しております。
過去を振り返ってみれば、90年代後半からDTPの普及により印刷業界はデジタル化が急速に進み、プリプレス分野は劇的な変化を遂げました。

また、これは現場だけではありません。
営業のスタイルも御用聞き営業のスタイルから提案型営業へと変わり、そして印刷だけではなく企画・マーケティング分野、紙以外のWEBやDVDなどのクロスメディアにも対応して、ワンストップでの受注スタイルへと生き残るために進化を遂げてきました。

そして今、日本の印刷産業は市場規模が縮小の一途を辿る中で、インターネットを利用して印刷物を受注する印刷通販事業が、ここ10数年足らずで720億円の市場規模まで伸びてきました。
更に、ここ数年は毎年10%以上の売上が拡大をしていることから、今後も印刷会社様が生き残っていく為の手段として、まだまだ印刷通販分野は有望といえるのではないでしょうか?

ただし、そこには資金力や会社規模、地域に隔てなくチャンスは平等にあるべきというのが弊社の基本的な考え方であり、そのサポートツールを開発~リーズナブルに提供していくことこそが、日本の印刷産業の発展に繋がると信じております。

このような思いから、弊社は中小の印刷会社様向けに、インターネットを利用した革新的なサービスを提供し、「あると便利」「あったらいいな」と思える製品をリリースしていきたいと考えておりますので、末永くご愛顧賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2017年1月

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