印刷通販専用カート開発
一般的なショッピングカートシステムについて
多くのショッピングカートシステムは、商品データを登録する際、管理画面から商品毎に直接登録するか、複数商品を一括で登録する場合には、CSV形式のファイルをインポートして登録するものが殆どだと思います。
しかし、この方式では、商品点数が増えれば増えるだけデータ量(データ件数)が増え、それだけサーバーに負荷が掛かり、ウェブサイトの動作が遅くなることは勿論、最悪の場合、サーバーのメモリ容量を超えてしまい、CSVデータはインポートすらできずフリーズ状態になってしまいます。
つまり、一般的なショッピングカートシステムで商品登録点数が5千点や1万点迄と制限される理由は、この点にあります。
印刷通販サイトと一般的な物販サイト違い
一般的な物販サイト | 注文数が幾つであれ商品の単価は固定 |
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印刷通販サイト | 用紙、刷色、納期、注文数等で商品の単価が変動 |
例えば、某大手印刷通販サイトでは、オンデマンド印刷の普通サイズ名刺だけでも、用紙が43種類、刷色が5種類、納期が5種類、注文数が10~1000枚迄を10枚単位(100パターン)選択でき、それぞれ違う単価で販売していました。
つまり、単純計算するとオンデマンド印刷の普通サイズの名刺だけでも、43×5×5×100=107,500点の商品登録が必要ということになります。
以下、更に具体例と図を用いて、印刷通販サイトと一般的な物販サイトの商品登録点数の考え方の違いを解説します。
【解説】一般的な物販サイトの商品登録点数の考え方
Tシャツを販売しようとした場合には、サイズ:S、M、Lの3種類とカラー:白、緑、赤、青の4種類=計12種類となります。
しかも、何枚買っても1枚単価は変わらないのでデータベースへの商品登録は12点だけでOK!!
【解説】印刷通販サイトの商品登録点数の考え方
対して、印刷通販サイトで仮にチラシを6種類のサイズで販売、更に選択できる用紙が10種類、刷色が4種類選べると仮定します。
すると、ここまでの商品登録は240点となります。
そして、次に10部~3,000部を10部単位(300パターン)で注文可能と仮定した場合、データベースへの商品登録は72,000点にも上ります。
しかも、これはチラシという1つの商品カテゴリの商品登録点数となりますので、他のアイテムも販売する場合には、例え高価な専用サーバーといえども、これを既存のショッピングカートシステムで運用するには無理が生じるということになります。
結論、印刷通販サイトには印刷通販専用ショッピングカートシステムが必須
結局、商品登録点数という問題をクリアする為には、一般的なショッピングカートシステムとは違う方法を考える必要がありました。
そして、これらの問題を全て解決するべく誕生したのが、弊社の印刷通販専用オリジナルショッピングカートシステムで、その中枢を担っているのが弊社オリジナルの印刷価格算出プログラム「M-LINKS(データベース)」です。
この印刷通販専用のショッピングカートシステムの開発により実質無制限の商品登録点数を可能にしました。
更に運用するサーバーも決して高価な専用サーバーは必要なく、ごく普通の安価な共用サーバーでの運用を可能にしました。
印刷価格算出プログラム「M-LINKS」とは
印刷工程毎の各作業単価とその計算式を自由に登録~印刷金額を自動算出できる弊社オリジナルのプログラムです。
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